2013 Sakura Medal Books

ステップ by 重松 清

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Author: dontflop

Enjoy the ride !

One thought on “ステップ by 重松 清

  1. 結婚三年目、一歳半の娘美紀を残し亡くなった妻。残された二人、夫の健一と美紀、の新しい生活が始まる。悲しみを胸に、一段一段ステップを踏んで成長するパパと娘の物語。二人が出会ってきた周りの人たち、そして人間の強さ、弱さ、優しさを描く。

    私は、「ステップ」を読んで悲しい思い出の辛さ、そして死は乗り越えられない事を改めて理解した。重いテーマに触れているのに、美紀を見守る父、健一とともに、読者も、一歳半から十二歳までの美紀の成長を見つめていくかのような気持ちになる。又、一章ごとに違う人と出会うエピソード形式も面白い。第一章で登場する「けろ先生」は、美紀の保育園の先生で、自分も早くに母を亡くした経験から、親身になって美紀を世話してくれた。仕事で帰りが遅くなっても、寝てしまった美紀を‘忙しい抱っこ’ではなく、母のように抱っこをしながら健一を待つ「けろ先生」の姿に、心が温まる。泣けるシーンは数々あった。美紀が小さいころに亡くなって、思い出がない母のことを知りたくて、周りの人に、「どんな人だった?」と尋ねる場面。母の小学校の同級生が、美紀に小学校時代の思い出を語るシーンなどが印象に残った。私自身も、まだ幼いころに祖父が亡くなり、あまり記憶がなく、写真を通じて彼を知りたくなるので美紀と共感できた。

    家族について考えてみたい人、ちょっと泣きたい人にお薦めだ。

    ASIJ M. Kanai 10

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